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東北大学応用物理学専攻安藤研究室

研究内容RESEARCH TOPICS

ハーフメタル

 鉄・コバルト・ニッケルといった通常の強磁性体には、アップスピン電子とダウンスピン電子の二種類の伝導電子が存在しますが、『ハーフメタル』と呼ばれる特殊な強磁性体中には、片一方の電子のみがフェルミ面に存在します。理想的なハーフメタルを電極に用いた強磁性トンネル接合素子では、無限大に近い、非常に大きなトンネル磁気抵抗効果が発現すると期待されます。

half metals


ハーフメタルを用いた強磁性トンネル接合

 当研究室では、強磁性トンネル接合素子用のハーフメタル電極材料として、『ホイスラー合金』という材料に着目しています。ホイスラー合金はキュリー温度が高く、実用材料としても高いポテンシャルを有しています。当研究室では、このホイスラー合金を用いて、1200%もの巨大なトンネル磁気抵抗比の観測に成功しています。

東北大学大学院応用物理学専攻
安藤研究室

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