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東北大学応用物理学専攻安藤研究室

おうぶつニュースレターSELECTION

東北大学応用物理学コース・応用物理学専攻で発行している、ニュースレター「おうぶつ」より、研究室に関わる情報を抜粋して紹介します。過去のニュースレター「おうぶつ」は、こちらからダウンロード可能です。


平成21年度就職状況 (平成21年度就職担当 藤原 巧 おうぶつ第4号より)

 今回の就職活動は世界経済を震撼させたリーマンショック後にあたり、氷河期の再来か?という厳しい状況で行われ、応物専攻にも?なからず影響があったようです。求人数は例年に比べて2割ほど減?し、訪問していただいた企業の方からは、どこも採用規模縮小の説明を受けました。しかしながら、この未曾有の危機に瀕しても早期の復興を目指して、このような時こそ将来のために優秀な人材を確保したいという企業の強い熱意を感じました。電気関連や機械(自動車、精密、光学、印刷)、金属(鉄鋼、鉱業)、さらには情報(ソフトウェア、システム)や化学関連(ガラス、繊維、紙、フィルム)など、多彩な分野の企業からたくさんの求人依頼を戴きました。私は今回初めて就職担当を務めましたが、確かな基礎学力を身に付けた応用物理の学生は、将来の技術革新を担って行ける貴重な人材として産業界に広く認められており、このような不確かな時代には、常にもまして期待されていることが大いに実感されました。

 例年、実際に企業に就職するのは学部卒が数名、修士卒が20名程度、博士卒で数名ですから、今回、求人数減?はありましたが、それでも大きく需要過多の状況に変わりはなく、応用物理の学生が非常に恵まれた環境にあることを再認識した次第です。これは、応用物理の卒業生・OBの皆様の社会におけるご活躍によるものであり、あらためて感謝したいと思います。

 全員が志望先の企業に就職することができましたので、当初の不安も杞憂に終わりホッとしています。これは、今回は自由応募の選択が?なく推薦希望が多かったことと、厳しい状況に対応して、学生の皆さんが充分に実力を発揮してくれたおかげと思います。学校推薦でも面接で落とされるケースは相変わらずありますが、しっかりした事前準備と心構えがあれば企業はきちんと評価してくれます。なお今回、博士課程への進学者が9名(外部からの進学者を含む)おりました。進学か就職かで悩む方は多いようですが、博士卒を積極的に採用したいという企業も増えていますし、実際に博士号を取得して企業へ就職するケースも多くなっています。国の研究所や大学教員という職種に加えて、今後も博士卒の進路選択は広がって行くと思われます。


東北大学大学院応用物理学専攻
安藤研究室

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